金とダイエットと色々ブログ

FX、競馬、ダイエット、会社経営。色々やってます

編集)インフルエンザ対策まとめ

冬場はインフルエンザに気を付けましょう。

インフルエンザ対策、予防接種、治療薬についてまとめました。

インフルエンザの有効な予防策は?

インフルエンザは主に半径2m以内の人からうつります。

高齢者、赤ちゃんをインフルエンザから守るために、同居の家族の方がインフルエンザワクチンを接種して、家庭内にインフルエンザを持ちこまないようにすることも有効です。

 

うがい・手洗い・マスクなどの予防策と同時に、栄養バランスのよい食事や十分な休息・睡眠、規則正しい生活などによって体力と抵抗力を高めておくことが予防の基本です。

基本的には乾燥から感染しますので、水を頻繁に飲むことで喉の乾燥を防ぐのが良いでしょう。

 

インフルエンザに毎年かかる理由は?

 

麻疹ウイルスや水ぼうそうウイルスのように全世界で1種類しかウイルスがない病気は、例外もありますが、一度かかれば二度とかかることはありません。

しかしインフルエンザウイルスには、A、B、Cの3つの型があります

毎年「流行」を起こすのはA型とB型で、中でも大流行を起こすのはA型です。さらに去年と同じA型でも、ウイルスは常に少しずつ変化しているので、昨年インフルエンザにかかったからと言って、今年はかからないというわけではないのです。

 

なぜ毎年インフルエンザワクチンを接種する必要がある?

インフルエンザワクチンも、毎年WHO(世界保健機構)が発表する推奨株を基に、日本国内の専門家により予測・検討され、毎年新しいものが作られています。

その年のインフルエンザに最も有効と思われるものは、その年のインフルエンザワクチンだということです。

流行するインフルエンザウィルスが変わるのも一つの理由ですが、そもそもインフルエンザワクチンの効果の持続期間は、個人差はありますが約半年程度であり、次の年の有効性はあまり期待できません。

したがって、インフルエンザの予防のために、インフルエンザワクチンは毎年接種することが必要なのです。

 

インフルエンザの予防接種について

インフルエンザと風邪の違い

風邪の特徴

「かぜ」とは、鼻・のど・気管などの呼吸器にさまざまな病原体が感染して起こる急性の病気の総称で、正確には「かぜ症候群」と言います。

「急性鼻炎」「急性咽頭炎」「急性扁桃炎」「気管・気管支炎」などを含んでいます。

病原体のほとんどは、ライノウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルス、または子どもに多いRSウイルスなどのウイルスです。

病原体はさまざまでも、症状はだいたい似ています。くしゃみ、鼻水、のどの痛み、咳などの呼吸器の症状と、発熱や頭痛などの全身症状が出現します。

 

インフルエンザの特徴

風邪に比べて伝染性が非常に強く、あっという間に人から人へうつり、広い範囲で流行しやすいです。
また、症状が激しく重症化しやすいこと、肺炎や脳症などの合併症や持病の悪化を引き起こして、死に至ることもあります。

 

インフルエンザと風邪の違い、区別の仕方

具体的な症状をまとめると以下のようになります。

  • 発熱:インフルエンザは急激、風邪は緩やか
  • 悪寒:インフルエンザは強い、風邪は弱い
  • 症状:インフルエンザは体全体、風邪は熱、咳、のどのみ。
  • 発熱:インフルエンザは39~40℃、風邪は37℃程度
  • 体の痛み:インフルエンザは強い、風邪は無し

 

とにかく風邪に比べて、インフルエンザは

急激に高い熱が出て、悪寒が強く、足などの関節に痛みを伴うことが多いようです。

これらの症状があるかどうかでインフルエンザかどうか簡易的に判断できそうですね。

 

インフルエンザの流行時期はいつまで? いつ予防接種を受けるのが良い?

だいたい流行時期は11月後半から3月末ごろまでです。

特にインフルエンザの流行のピークが12月中旬ごろです。

この時期は

  • 空気が乾燥
  • 気温が低下

という二つの要素が重なる時期のために流行してしまうようです。

なおインフルエンザの予防接種を受ける場合は、効果が出始める効果も考えると11月末までに受けておくのが良いでしょう。

 

インフルエンザの予防接種の予約はいつから?

病院によりますが、インフルエンザの予防接種はだいたい10月下旬ごろから受けられます

インフルエンザA型、B型の混合ワクチンになっていることが多いです。

なお、料金は4000から5000円程度のところが多く、大人の場合は1回、子供は2回接種することが多いです。

2回受ける場合、4週間ほどあけてから摂取するのが良いようです。

 

なお、予防接種を受けるときは万全な体調のときに受けてください。

二日酔いのときなどに予防接種を受けると、逆に体調を崩すことがあります。

(会社の上司がそれで1週間ほど会社を休みました)

 

また、予防接種を受けてもインフルエンザになる人もいます。

理由としてはインフルエンザの予防接種は、この冬にどんな型のウィルスが流行するかを予測して作られるからです。

 

実際に流行るのが同じ型であれば予防接種で免疫がつくので、
インフルエンザにかかる可能性が低くなります。

でも別の型であれば、かかってしまいます。

ですが、受けていない場合よりも治るのが1日早かったり、軽くて済むことが多いようです。

 

予防接種はいつまで受けられる?

基本的にインフルエンザのワクチンは病院、クリニックごとに在庫する形になっています。

つまり早い者勝ちですので、患者数が多ければすぐに無くなってしまいます。

インフルエンザが大流行した場合はあっという間になくなってしまうことが考えられます。

ですので、迷うくらいであれば早めにインフルエンザワクチンを接種したほうが良いと思われます。

それに一度受ければ、原則的にワンシーズンは持つので接種しない理由は無いですね!

 

インフルエンザの予防接種は風邪のときでも受けていい?

軽いかぜ、あるいは症状が安定または回復していればインフルエンザワクチン接種は可能でしょう。

ですが念のため、最近かかった病気や現在の身体の状態を医師にきちんと伝え、指示を仰いでください。

なお、明らかに発熱している場合は受けられないことがあるようです。

 

インフルエンザの予防接種がダメ(受けられない)人は?

1ヵ月以内に他のワクチン(麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜなど)の接種を受けた人は、予防接種を受けられないことがあります。

(ただし医師が必要と認めた場合は、同意を得た上で2種類以上の予防接種を同時に行うこともあるようです)。

具体的には以下のような条件で決められることが多いようです。

  1. 生ワクチンを接種した場合は、翌日から換算して27日以上あいていれば接種可能。
  2.  不活化ワクチンを接種した場合は、翌日から換算して6日以上あいていれば接種可能。

 

次のいずれかにあてはまる方は、健康状態や体質などから接種できるかどうかを慎重に判断した上で、注意して接種します。

  1. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患をお持ちの方
  2. 以前に接種を受けて2日以内に発熱、および全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を起こしたことがある方
  3. 過去にけいれんを起こしたことがある方
  4. 過去に免疫不全の診断がなされている方、および近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  5. 間質性肺炎気管支喘息などの呼吸器系疾患をお持ちの方
  6.  接種するインフルエンザワクチンの成分または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを起こすおそれのある方

いずれのケースでも、予防接種前に医師と相談するようにしましょう。

 

インフルエンザの効果が出るのはいつから?

おおよそ摂取してから2週間後くらいから効き始めます

予防接種の効果は3か月ぐらいや5か月ぐらい続くと言われています。

ですので、一度摂取したら、1シーズンは持ちますね。

 

インフルエンザの予防接種した日は風呂に入っても良いの?

予防接種をした日は、過度な運動や飲酒は避け、注射をした部分は清潔に保っておきましょう。

特に体調に問題がなければお風呂には入ってかまいませんが、注射したところを必要以上にこすらないようにしましょう。

 

インフルエンザの予防接種の副作用(副反応)は? いつから出る?

予防接種といえば気になるのが副作用(副反応)ですよね。

そもそも予防接種でインフルエンザになって熱を出してしまったり、体調を崩してしまったりするのでは?

と思ったので調べてみました。

 

日本で使われているインフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」ですので、体内に無害化されたインフルエンザウィルスが入ります

 

本来は無害なインフルエンザワクチンですが、接種によっておこる副作用(副反応)もわずかながらに報告されています。

  1. 局所(接種場所)の赤み、腫れ(受けた人の10-20%)
  2. 発熱、頭痛、寒気、だるさ、めまい、下痢(受けた人の5-10%)
  3. アレルギー性反応(じんましん、発疹、湿疹、かゆみ)
  4. 痙攣、運動障害、肝機能障害、黄疸(おうだん)、ぜんそく、脳症、脳炎、脊髄症、ギランバレー症候群

 

なお、これらの副作用(副反応)は摂取してから1~3日後に出ることが多いようです。

ですので、1週間以上たっていたりする場合で、副作用に似た症状が出た場合はおそらく別な原因と思われます。

 

ちなみに副作用自体については、1,2はそれぞれ3日程度で治まり、3については5日程度で治まるようです。

予防接種後に体調不良が続く場合は受けた病院で受診してもらうのが良いでしょう。

 

なお、「インフルエンザの副作用が怖いから受けないほうがマシ」という考えを持つのは止めたほうがよさそうです。

 

統計によると、インフルエンザでおきる症状と副作用で起きる症状を比較した場合、インフルエンザでおきる症状のほうが重篤なケースが多いです。

特にこどもの場合はインフルエンザが重症化しやすいので、早めに受けておくべきでしょう。

万が一、受験シーズンでインフルエンザになってしまったら泣くしかありません。

予防接種による副反応のリスクよりも、予防接種を受けないことによるリスクの方がはるかに高いと考えられます。

 

インフルエンザの予防接種の副作用を防ぐには?

副作用を防ぐには出来るだけ体調が良い日に予防接種を受けるのがポイントです。

前日に飲みすぎた二日酔いの状態や、すでに風邪気味のときは受けないほうが得策です。

 

 

インフルエンザの治療薬について

熱が出ないけど関節痛や頭痛があるとインフルエンザなの?

結論から言いますと、熱はないけど頭痛がする時はインフルエンザの可能性が高いです。

頭痛がする原因は体内に侵入したインフルエンザウイルスの増殖を防ぐためプロスタグランジンという成分がたくさん分泌され、過剰な分泌が頭痛や関節痛を引き起こされるためです。

 

また、自分の症状が軽くても、他の人に感染した場合、ひどい症状が出る可能性があります。

念のためインフルエンザかどうか検査してもらいましょう。

 

熱が出ない理由

インフルエンザと言えば、

  • 急な高熱
  • 頭痛、関節痛などの身体の痛みを伴う

のが普通です。

ですが、熱が出ない場合、次のケースが考えられます。

すでに予防接種を受けているため、比較的軽い症状で済んでいる

予防接種を受けている場合、仮にインフルエンザにかかっても軽い症状で済むことが多いです。

そのため、高熱が出にくくなります。

 

高熱が出やすいインフルエンザA型ではなく、比較的弱めなC型に感染している

インフルエンザとして有名で毒性が強いA型ではなく、毒性が弱めのC型に感染している場合は感染しても症状が酷くなりにくいです。

ですので、高熱が出にくくなります。

 

すでに解熱剤を使用している

解熱剤を使用している場合は、当然ながら高熱が出にくくなります。

 

 

インフルエンザの検査に行くタイミングはいつ?発熱後何時間でいくべき?

 

インフルエンザの症状が現れ始めるのはインフルエンザウイルスの数が約100万個に達した段階と言われています。

インフルエンザの診断は主に迅速診断法と呼ばれる診断キットを使って行われます。

迅速に診断できるのが良いのですが、発症から12時間~24時間を経過していないと陰性、あるいは偽陽性になる事があります。

ですので、原則的には24時間経過したら検査に行っても良いです。

もしも、意識混濁や痙攣があるなど緊急時でない場合、発症からどのくらいの時間がたっているかを医師に伝え、検査のタイミングに関して医師と相談するのが良いと考えます。

 

インフルエンザ治療薬の効果は何時間以内?

 

しかし、24時間過ぎてもノンビリとしていられません。

実はインフルエンザ治療薬は発症後48時間以内でないと効果が無いとされているからです。

そもそも治療薬の役割はウイルスの増殖を防ぐこと。そのため、48時間を超えてすでにウイルスが増殖している場合には効果が無いようです。

もちろん薬を飲まなくても、インフルエンザは自然治癒することも可能ですが、治療薬を効果的に服用すれば、その分早く回復することができます。

 

 

その他、鳥インフルエンザ豚インフルエンザについて

ヒト、豚、鳥インフルエンザの違いとは?

冬になると流行するインフルエンザウイルスは、そもそも人だけではなく鳥や豚、馬など動物の間でも流行するA型のインフルエンザウイルスです。

基本的にはヒトのインフルエンザと同じ種類です。ちなみにインフルエンザにはあとB型とC型がありますが、これらのインフルエンザは人にのみ感染します。

 

鳥インフルエンザとは

インフルエンザウィルスの中でも、鳥に感染しやすい形に変化したインフルエンザウィルスを鳥インフルエンザウィルスと言います。

この鳥インフルエンザは通常トリ同士でうつるウイルスですが、ごくまれに人間に感染することもあり、海外ではアジアの国、ヨーロッパの一部で人間の死亡例も報告されていますが、日本では感染例が報告されていません

 

鳥インフルエンザに人間が感染した場合、高熱などの症状の他にも以下のような症状があらわれることがあります。

  • 多臓器不全
  • 下痢、嘔吐、腹痛
  • ウイルス性肺炎
  • 鼻出血や歯肉出血
  • 結膜炎

 

豚インフルエンザとは

豚インフルエンザとはA型インフルエンザウイルスにより引き起こされる豚の呼吸器疾患です。

ヒトは普通、豚インフルエンザにはかかりませんが、ヒトの感染は起こりうるし、実際に感染者が出ています。ヒトの感染ケースは、豚が周りにいるヒトたちに多いのですが、豚インフルエンザウイルスがヒトからヒトへ伝染する可能性もありえます。

 

鳥、豚インフルエンザに感染する?

通常、鳥も豚インフルエンザに人が掛かることは稀ですので、そこまで神経質にならなくても良いです。

基本的には鳥、豚インフルエンザが流行している地域に行かないことが一番です。

なお、卵や鶏肉や豚肉を食べて感染することは無いようですので、安心して食べましょう。

編集)ドル円の過去の相場と今後の見通しを予想

 

ドル円の過去相場

ドル円の特徴

米ドルが動きやすいのは、深夜の時間帯です。それも日本時間の深夜2時や3時あたりのタイミングは、比較的動きやすい傾向があります。今回は、米ドルで取引した経験がある方に向けて、なぜ深夜は米ドルは動きやすいかを解説しています。

夜中に米ドルが大きく動きやすい理由

朝起きた時に米ドルのチャートを確認してみると、深夜に大きく動いていたと気が付く事があります。時には、深夜の時間帯に大きく暴落している事もあるのです。もちろん、その逆もあります。
ところで夜遅い時間帯になりますと、アメリカでは要人が色々な発言をしている傾向があります。日本時間の昼間ではなく、むしろ夜の時間帯に発言しているのです。
とりわけその発言の影響力が大きいのは、アメリカの大統領です。経済の要人の発言の影響力も大きいですが、やはりアメリカの大統領発言は為替レートを大きく動かします。
それで夜中の2時や3時あたりには、アメリカの要人が発言しているケースが多いのです。その発言をきっかけに、為替レートが乱高下する事もよくあります。

ドルのレートに影響を及ぼす株価

ところで米ドルのレートは、株価との相関関係があります。株価が大きく動くタイミングには、その外貨のレートも大きく動きやすいのです。
現に日本時間の午前中などは、米ドルは比較的動く傾向があります。というのも午前中というタイミングは、株価も比較的大きく動きやすいです。特に日経平均株価の動きは大きくなる傾向があり、それは米ドルにも影響を及ぼす訳です。日経平均は米ドルと連動している一面もありますから、外貨のトレンドを見極める為に日経平均株価を注視しているトレーダーも少なくありません。

深夜はダウ平均が大きく動きやすい

日経平均株価だけではありません。アメリカの場合は、ダウ平均株価があります。ここ最近はダウ平均の数字も上昇傾向にありますが、それも米ドルには大きな影響を及ぼすのです。やはり株価が水準が高ければ、米ドルも高めになる傾向があります。
ところでダウの株価が大きく動きやすいのは、主に深夜の時間帯なのです。そもそも日経平均株価にしても、主に昼間の時間帯に動いています。昼間は、株価の取引が活発だからです。アメリカの場合は、むしろ日本時間の深夜のタイミングに活発に取引が行われます。時には欧州勢が空売りを仕掛けてきて、かなり大きくレートが動く事もあります。
ダウ平均の影響力は軽視できないものがあります。ですからダウ平均が大きく動きやすい深夜のタイミングには、米ドルの変動幅も大きくなる訳です。

FXの世界では、取引時間帯が以下の3パターンに分類されます。
・東京時間:日本時間午前9時~午後15時
・ロンドン(欧州)時間:日本時間午後15時~午後21時
・ニューヨーク時間:日本時間午後21時~翌午前6時

海外ではサマータイムが導入されているので、季節によって1時間異なる事もありますが、基本的にはこの時間帯となります。

では、肝心のドルにおける東京時間の値動きですが、広く浸透しているのは値動きの幅が狭いレンジ相場と言われています。米ドル/円の場合は、東京時間の6時間で平均30Pips程度しか動きがありません。それも上がれば下がりの緩やかな乱高下をするパターンとなるので、ここでスキャルピングをして利益を上げようと奮闘するトレーダーも多いものです。

しかし、誰もがレンジ相場と分かっているのに、実際には着実に利益を積み上げていくのは、とても難しいです。米ドル/円の値動きが大方で予想できるのに、なぜ難しいのでしょう?

それは、仮にレンジ相場だからそろそろ上がると予想できても、それが今回も必ず上がるとはならないですし、また上がるのが一瞬だけで取引成立が不可能となる事もあるからです。

さらに厄介なのは、上がる予想をしている時に、突発的なブレイクで下落が一気に始まる事もあります。すると、持っていたポジションが軒並みいつもの何倍もの損切り幅となり、積み上げてきた利益が吹き飛んでしまうからです。

ですから、東京時間のドルがレンジ相場になるという想像が出来ても、毎回の取引で確実に利益にするのは困難です。逆に海外時間の方が値幅も大きいので、ある程度の損切り自信があるならスキャルピングに向いている時間帯だと思えてなりません。

しかし、海外時間も重要指標が発表されると、ドルも予想外の値動きとなり上下にブレたり、スプレッドも急拡大となるので、この辺りの対処法を編み出さない限りは個人投資家では太刀打ちができません。

スプレッドが狭い安定通貨のドルでも難しいので、他の通貨なら尚更難しいです。ですが、ドルだけで勝負を仕掛けて勝てるようになるだけで、FXの世界で確実に億万長者になれます。ドルの動きからクセや特徴を見出すように、努力をしてみて下さい。

米ドルは、もちろん外貨です。世界各国で幅広く使われている外貨ですから、そのレートは国際情勢に大きく左右されます。実際2,016年の6月にも、米ドルのレートは大きく動きました。その月には、国際情勢を大きく動かす選挙があったからです。

2,016年にポンドを大きく動かしたイギリスの選挙

2,016年の6月頃は、イギリスが色々な見直しをしていました。EUに加盟し続けるべきかどうか、色々な議論が浮上していたのです。
そこでイギリスにて国民投票が行われました。果たしてEUに残るべきか、それとも離脱すべきかに関して、投票が行われたのです。この時には、結局は離脱するという選挙結果になりました。
この時には、ポンドという通貨は大きく動いていた事だけは間違いありません。何しろイギリスという国にとっては、EUから離脱べきかどうかは、とても大きな問題でした。イギリスの経済にも大きな影響を及ぼす可能性があるだけに、EUの選挙結果はポンドのレートにも大きな影響を及ぼしていたのです。
この選挙が行われた日には、ポンドは160円台を記録していたものの、実に130円台にまで下がってしまいました。長い期間をかけて30円ほど下がるケースは、たまにあります。しかし僅か1日で30円も下がるような事態は、めったにありません。それくらい重大な出来事だったのです。ちなみに現時点のイギリスでは、果たして離脱べきかどうか色々議論を重ねています。

ポンドが大きく動いたので米ドルも大変動した

それで上記のポンドの動きは、アメリカとも無関係ではありません。少なくとも米ドルという外貨は、国際情勢に大きく左右されるのです。海外の一部の国にて情勢が不安定になれば、米ドルも大きく動きます。
イギリスが離脱するという選挙結果は、国際社会を大きく動かしました。それは米ドルにも大いに影響を及ぼし、2,016年6月の選挙日には米ドルのレートも大きく動いていたのです。イギリスの大ニュースに影響を受けた形になります。

大統領選挙でも大きく動いた

なお選挙といえば、アメリカの大統領選挙もありました。この時の選挙結果は、全世界が注目していました。
アメリカの大統領選挙の開票日にも、米ドルは大きく動きました。ちなみに開票された時点では、米ドルのレートは大きく下がったものの、新大統領が演説した時にはレートが上がり続けていたのです。
それで上記の要点は、「選挙は米ドルのレートを大きく動かす」という点です。国際社会に大きな影響がある選挙は、時には為替レートも大きく動かす訳です。

12月頃の米ドルの動きは、少々特殊です。他の時期と比べると、かなり大きく動くケースもあります。基本的には米ドルは下がりやすいですが、たまに変則的に大幅上昇する事もある時期なのです。クリスマスのシーズンは、米ドルの動きは読みづらいと言われています。

取引量が少なくなりやすい12月

為替レートを動かしている主な要因は、トレーダーの取引です。世界中のトレーダーが取引すれば為替レートも動く訳ですが、その取引量にも波があります。どの時期でも活発に取引されている訳ではありません。
春頃の時期などは、比較的取引は活発になりやすいです。しかし12月頃になると、かなり取引量は少なくなる傾向があります。
特に1年間の成績が良かったトレーダーの場合、12月頃には取引を控える傾向があります。大口トレーダーも、この時期は取引を控えることが多いです。
という事は、米ドルの動きも少々変則的になります。普段のトレーダーが参加していない訳ですから、やや特殊な動きになる事が多いです。
例えば、原因不明の急上昇です。本来は為替レートは経済指標などをきっかけに動くのですが、特に目立ったニュースがなくても、12月頃に急上昇する事があります。ただ急上昇はたいてい長続きしません。その逆もあります。
他のシーズンと比べると、やや変則的な動きになりやすいので、12月頃は米ドルの動きは読みづらくなるのです。多くの方々が取引を控える理由も、そこにあります。

円高になりやすい12月

そして12月の場合は、米ドルは円高になる傾向があります。円安になりやすいという声もありますが、どちらかと言えば円高になる事が多い時期です。
確かに12月というシーズンは、欧米企業は活発に動く傾向があります。海外投資などの兼ね合いがあり、12月は各企業がドルを買いやすくなりますから、円安になりやすいという声もあるのです。
しかし現実の動きは異なり、むしろ円高になりやすい時期です。とりわけクリスマス以降の時期は、米ドルは下落傾向になりやすいです。
ただしクリスマスシーズンの場合は、トレンドが長続きしづらい時期でもあります。一旦は下落傾向になったとしても、たいてい長続きしません。せいぜい12月いっぱいでトレンドが終了する事が多く、新年にはまた新しい動きになる傾向があります。
少なくとも他のシーズンと比べれば、米ドルのレートはかなり大きく動く傾向はあります。変動幅が大きくなりやすい時期ではありますが、やや価格が読みづらい時期でもあるので、取引を手控えるトレーダーも多いです。

10月は、米ドルは買い時であると主張される事があります。この時期までは、確かに米ドルは若干下がりやすい傾向があるのです。ですが反発上昇が発生しやすい時期でもあります。いわゆる底値圏になりやすいので、比較的買いやすいと言われているのです。

時期によっては株のリスクオフが進みやすくなる

為替レートの動きを見てみると、シーズンと動きの関連性が見えてくる事があります。株価も、シーズンとの関連性があるのです。
アメリカの株価は、特定のシーズンには安値を付けやすくなる傾向があります。春頃までは株価が上昇しやすかったものの、また別のシーズンになると株価が下がりやすくなるのです。
下がりやすくなる傾向は色々ありますが、その1つはリスクオフです。多くの方々は、たまにリスク対策を考える事があります。現在は順調でも、今後は下がる可能性があるので、別の銘柄に着目するケースがあるのです。
アメリカ株もその1つで、現在の株価は順調な状況でも、今後の動きは不透明であるとします。それで不安心理が高まり、他の銘柄に移るケースがあるのです。その際、持っていた株は売る事になります。
そして株価の動きは、米ドルとは無関係ではありません。株価が下がりますと、米ドルも下がりやすくなるのです。ですから株価が下がりやすいシーズンには、米ドルも下がりやすくなります。

10月頃はリバウンドしやすい株価

ところで9月から10月頃のタイミングは、株価は比較的下がりやすくなると言われています。特にアメリカではその傾向が顕著で、夏の終わり頃から株価が下がるケースが多いのです。
しかし株価が下がると言っても、それがずっと続く訳ではありません。どこかのタイミングで株価が持ち直す事もあるのです。いわゆるリバウンド上昇という現象が発生します。
特に10月頃はその傾向が顕著です。10月頃には確かに株価は下がりやすいですが、そろそろ下げすぎであるという市場心理も生まれやすいです。その結果、リバウンド上昇が発生しやすくなります。

上昇しやすい傾向がある10月というシーズン

株価が上昇しやすくなる以上、もちろん米ドルも上がりやすくなるのです。実際8月頃から続いていた下落基調は、10月頃に戻り始めるケースもよくあります。
という事は、10月頃は米ドルを仕込みやすいタイミングであるとも言えるのです。ですから多くのトレーダーは、10月頃というタイミングに買う事を検討しています。逆張りでトレードするのであれば、10月頃は狙い目シーズンと言えるでしょう。

アメリカは、現在においても変わらず世界経済や政治の中心地であり、米ドルは基軸通貨として世界中に流通している最も影響力の大きい通貨です。
したがって米ドルの安定性は高く、他の通貨に比べて値動きが落ち着いているところに特徴があります。
歴史的には世界金融危機など、定期的に大暴落を起こすこともありますが、長期目線で考えれば値動きの安定している通貨と言えるでしょう。
FXで「米ドル・円」のリスクが比較的低いと言われていることも、そこに理由があります。
但し、安定性の高い米ドルでも相場が大きく変動する時があります。
世界経済に悪影響を与えるような突発的な出来事があった場合は当然ですが、それ以外にも重要指標が発表される際は要注意です。
最も注目されているのは、アメリカの「雇用統計」です。
雇用統計は、アメリカ国内での雇用者数や失業率などが発表される重要指標です。
アメリカの景気判断や今後の金融政策に影響を及ぼす指標であり、発表時点で大きく為替が動きます。
アメリカの経済状況はダイレクトに世界経済に波及するため、投資家心理は経済指標発表時に大きく動揺します。
雇用統計以外にも、アメリカの経済指標の発表にはいくつか種類があり、それぞれで大きく相場が動く可能性があります。
一時的に暴落や暴騰をすると、その後に揺り戻しが起こることもあり、為替取引をしている人は為替変動の急激な渦に巻き込まれるリスクが発生します。
こういった時の取引はリスクが増大するため、特に個人投資家は極めて注意が必要です。
米ドルの近年の特徴としては、世界的に大きな影響を及ぼす有事が発生した場合は、ドルが売られて円が買われる傾向があります。
米ドルは影響力の甚大な通貨であるだけに通常時の保有は安定性がありますが、有事の際には逆に保有リスクを感じる投資家が出てくるためです。
円は変化の少ない安全通貨という認識をされており、こういった場合は円高傾向になることがあります。
一方、世界経済が無事に推移している場合は、緊急避難先として利用されていた円買いが収束するため、逆にドル買いが進行する傾向が一般的です。

月初の金曜日の夜は、米ドルは大きく動く傾向があります。上昇するか下落するかは状況次第ですが、少なくとも変動幅が大きくなる事だけは確かです。今回は、米ドルの取引経験がある方に向けて、金曜の夜に米ドルが大きく動く理由について解説しています。

米ドルが大きく動く第一金曜日の雇用統計

毎月の第一金曜日になりますと、たいてい米ドルは大きく動きます。かなり神経質に大きく動く傾向があり、普段とは様子が大きく変わるのです。それも当然で、第一金曜日の夜にはアメリカの雇用に関する数字が発表されます。アメリカの経済状況を大きく反映した数字であるだけに、米ドルも大きく動く訳です。
第一金曜日の21時30分頃になりますと、非農業部門雇用者数の数字が発表されます。同時に失業率も発表されるのですが、この時に米ドルは非常に大きく動くのです。
短期トレーダーによっては、このタイミングだけで取引している事もあります。他のタイミングでは一切動かず、あくまでも雇用統計が発表された時のみ取引するのです。

雇用統計の発表でドルが大きく動く理由

なぜ上述のタイミングで米ドルが大きく動くかというと、数字の重要度が高いからです。アメリカの雇用の数字は、非常に影響力が大きいです。米ドルだけでなく、あらゆる外貨に影響を及ぼす傾向があります。
また米ドルの1ヶ月の動きの傾向を見てみると、雇用統計の数字との相関関係もあるのです。アメリカにとって良い数字が発表された時は、その1ヶ月の米ドルは上昇傾向になります。逆に、失業率が大幅に悪化した時などは、その1ヶ月は下落傾向になる事が多いのです。雇用統計は、それだけ大きな影響力があるのです。
重要な数字が発表されれば、もちろん米ドルも大きく動きます。この外貨のレートは、1日あたり1円ぐらいしか動かない傾向がありますが、雇用統計が発表された時は数分で3銭や4銭ぐらい動く傾向があります。

多くの注文が発動されるので大きく動く

それと投資家の動きもあります。そもそもアメリカの雇用統計という数字は、かなり注目されるのです。全世界のトレーダーが注目するぐらいなのです。
という事は、その数字が発表されるタイミングは、全世界から多くの注文が殺到します。米ドルに対する注文が大量に発動されるので、他の時間帯よりもレートが大きく動くのです。
ちなみに雇用統計によって米ドルが上昇するかどうかは、不明です。数字が発表されない限りは、どちらに動くか分かりません。しかし他の時間帯よりは、かなり数字が大きく動く傾向があるので、よく短期トレーダーは雇用統計のタイミングに取引しています。

 

米ドルの為替レートが動きづらいタイミング

米ドルの動きの大きさには、波があります。時には大きくレートが動く事もありますが、その逆もあるのです。タイミングによっては、全くと言って良いほど動かない事があります。今回は、米ドルの取引の経験がある方に向けて、この外貨が動きづらいタイミングについてまとめてみました。

あまり大きく動かないお昼頃のタイミング

昼休みの時間帯になると、多くの外貨の外貨は動きが落ち着いてきます。午前中などの時間帯と比べると、やや動きづらくなるのです。
とりわけ動きづらいのは、13時頃のタイミングです。少なくとも午前中や21時台などの時間帯と比べると、あまり米ドルは動きません。
ちなみに最近は、多少状況は変わりつつあります。数年前までは13時から15時あたりは米ドルは動きづらかったのです。ところが最近は、14時台には多少米ドルが大きく動く傾向があります。最近は要人が急に大切なことを発言する機会も多く、14時台あたりはそこそこ動きやすくなっています。それでも13時台は、相変わらずあまり大きく動きません。

19時台などの時間帯もあまり動かない

それと19時から21時頃のタイミングも、米ドルはあまり大きく動きません。いわゆるレンジ相場になりやすい時間帯なのです。
なぜ19時台あたりは動かないかと言うと、特に目立った動きが無いからです。そもそも米ドルのレートは、経済指標に左右される一面があります。経済に関する重要な発言がありますと、米ドルは大きく動くのです。
お昼過ぎから18時台あたりは、そこそこ経済指標が発表されます。特にヨーロッパに関する経済指標は、色々発表されるのです。しかし19時台になると、あまり指標が発表されません。レートを動かす材料もないので、米ドルのレートは落ち着く傾向があります。さながら休憩するようなイメージです。

早朝の5時や6時頃も動きづらい

そして米ドルが一番動きづらいのは、早朝の5時台や6時台などのタイミングです。この時間帯は米ドルだけでなく他の外貨の動きづらいのです。
というのも早朝5時や6時などのタイミングも、やはり大きなニュースはありません。深夜2時や3時などは、そうではないのです。アメリカに関する重要な発言があったり、色々と動く傾向はあります。しかし早朝5時ぐらいになると、特に大きな動きもありませんから、上述の19時台のような一服感が出てくる訳です。この時間帯はFXの各業者もメンテナンスを行いますが、米ドルはあまり大きく動かない傾向があります。メンテナンス明けも、やや動きづらい傾向があります。

 

過去最高の円高の原因は

民主党の2012年の野田内閣の時は、1ドル70円台で超円高傾向でした。その後、自民党政権交代により安部内閣になり、金融政策として、財政出動、金融緩和によって、2013年の半ばごろまでに1ドル100円台と、円安傾向になっていき、外国人観光客の増加や輸出産業などが活性化し、日経平均株価も10,000円を超えました。2014年代には、1ドル130円台にドル高になるとうわさされる傾向がありましたが、その時期は、ロシアによるウクライナクリミア半島併合などが起こり、1ドル110~115円台まで円高になってしまいました。それから、安部政権の第3の矢がなかなか実現することなく、2014~2016年ころまで、この傾向後続いていくこととなりました。そして、2016年6月のイギリスのEU離脱(ブレグジット)決定により、ポンドが40円以上、ドルも一時二桁台まで下がってしまい、景気の悪化が懸念されるようになりました。その頃行われていたマイナス金利政策もうまく軌道に乗せることなく、銀行の銀行である日本銀行が、銀行の預金に手数料を取るようになり、代わりに銀行は、国債を買うことによって、経営をしのいでいたので、普通銀行の金利がかなり下がることとなってしまいました。2017年1月にトランプ大統領が就任することによって、一時円高になるかとの予想がありましたが、期待値が高かったので円安傾向になり1ドル113円台まで持ち直すことができました。2017年は、トランプノミクスが怪しい結果となりました。その結果、北朝鮮アメリカの対立が激しくなり、北朝鮮ICBM(大陸間弾道ミサイル)を打ち上げるための実験など世界に悪い影響を与えることとなってしまいました。この時の米ドルは100円から110円前後となり値動きは乱高下すりことが多かったと思います。2018年になると、中国との貿易戦争が起こり、アメリカの国産産業を守るために中国に高い関税をかけることとなり、その報復として中国もアメリカにそれより多く関税をかけるという悪循環が起こり、米ドルやほかの通貨の価値の乱高下が起こりました。2018年は、ピョンチャンオリンピックが大成功に終わり、文大統領との南北首脳会談、トランプ大統領との米朝首脳会談が行われましたが、あまりいい成果が出ることなく、前年度の米ドルの価値と同じくらいでした。2019年に入り、少しずつ米中貿易戦争に収束してきましたが、米ドルは依然として1ドル110円前後を漂っています。

 

 

米ドルが上がる理由はいくつもありますが、その際に最も多く語られるのはアメリカ経済が好調で安泰だからという事です。アメリカ景気が良いと判断されれば、必然的にドルが買われるので上がる事になります。

しかし、現在はこれだけで素直に判断が出来なくなっているのも事実です。長期的や或いは短期でも経済指標発表など瞬間的には、景気が良いと判断されればドルが上がりますが、それよりもそれぞれの立場による複雑な思惑が絡んできます。それぞれの国、金融機関等々にもよりますし、個人投資家もそこに絡むので、一概に何が理由でドルが上がったと決められません。仮に決めるとしても、結果が起こってからの後付けという面が否めません。

では、FXなど相場で利益を上げている人は、どのような点からドルが上がると判断をしているのでしょう。短期取引なら、まずは行動ありきでポジションを建て、予想が外れると損切りをするだけですが、これではあまりにも博打過ぎて、何れは退場する破目になります。勝てている投資家の場合、自分なりの経験に基づいた法則のようなものを使っています。
・米金利が上昇
・ダウなど米株価が上昇
・失業率など経済指標が好調
これらが、ドル高円安の要因であるのは、間違いありません。

しかし、これも時にはドルが下がる事もあるので、絶対にドル上げ要因とはならないのが、経済や投資の難しくて面白いところです。

要するに、資金を出し合う人々が、今後はどちらに動くのかと壮大な駆け引きやせめぎ合いを展開しています。ひと昔前に、まったく同じような経済状態だったからと言って、その際の為替判断が今でも通用する訳ではないのです。

その一方、ドルは当然ながら世界の基軸通貨なので、ドルの動きに他国の通貨が酷いように影響を受けます。数年前のアメリカ大統領選挙などはその顕著な例で、トランプやヒラリーが優勢と報道される度に、各国の通貨は面白いように乱高下をします。

身も蓋もない言い方をするなら、絶対にドルが上がるや下がると予想をするのは、どんな天才が出現しようが、AIが発達しても不可能です。一時的にはドルの上げ下げを予想できても、その後は予想が外れるのです。

 

■ドルが暴落したのは国防費の引き上げが原因

過去にドルが暴落した理由とは、アメリカの財政赤字が拡大したことによる先行きの不安による懸念と、10年国債利回り長期金利の上昇によるものです。長年に渡る財政赤字は膨大に膨らみ、為替市場での好ましい金利水準を大きく下回り、2月2日、ついに水準は2.84%にまでなってしまいました。

これがきっかけとなり、2月5日にはNYダウ史上最悪の1175ドル安になり、金利はさらに下がり2.70%にまでなってしまいます。しかし、この時点になれば株価がこれ以上下落する要因は解消し、米国市場は乱高下せずに落ち着くかと思われましたが、7日に米上院の指導者が3000億ドルもの国防費を引き上げたことを発表してしまったことで8日には長期金利が2.88%にまでになり、1033ドル安となってしまいます。

国防費の引き上げはさらに米国への不満と将来への不安を増加させ、金利上昇と財政赤字拡大をさらに酷くすることとなります。米国の経済の低迷は株価下落につながり、ますますドルの価値を下げていくことになります。

財政赤字は年々拡大し続けており、国債発行額も拡大。市場調達で必要な財政資金が拡大すれば金利は上昇し、外国資本が米国から他国に流れ、ドル安となる原因となるのです。

■過去にも幾つかの米ドル暴落があった

過去には幾つかの米ドル暴落がありました。年明けに起きたアップル・ショックによる暴落、チャイナ・ショックなどです。チャイナ・ショックでは米ドルも安値も同時に進行しました。チャイナショックから4ヶ月目に入るとさらに米株は急落し、その後は何度か反発が続きましたが12月になると急落。これにより、米ドルだけではなく円も一段安となっていきます。

■米ドルの動きの見方はビットレートとアスクレートの動きをチェック

米ドルの動きを見るには、為替チャートを見るのがおすすめです。為替チャートであれば通貨ペア為替相場の予想ができるばかりではなく、リアルタイムのチャートやレートもチェックできます。

そんな為替レートの見方は、ビットレートが100.250の場合、100円25銭で売却できます。アスクレートが100.259ドルのときは100円25銭で購入することができます。常に為替レートでは売りと買いのレートに差があるのが特徴的です。

■為替の相場は経済の季節的要因で変わる

為替の相場が変動する要因としては、経済の季節的要因が大きいのが特徴的です。国の景気や経済の状態がいいときは株価や金利上昇するのではとの期待が膨らみますので、買う人が多くなり、上昇しやすくなります。

国際的な活動をする企業が利益を国内に流す目的で為替取引をする投機的要因と戦争やテロが起きたとき、その国の通貨が売られ、米ドルが買われることが多いからドルの価値が上がる地政学的要因、チャートで予想して売買するテクニカル的要因などがあります。

これらの要因をトータルに見たとき、ドルの上がる要因にも繋がります。

 

過去最安の原因は

2,017年の8月29日には、米ドルは大きく下落しました。週足を確認すると分かりますが、その週の米ドルのレートは109円台になっています。今回は、米ドルで取引を経験した事がある方々に向けて、なぜ2,017年8月29日に米ドルが大きく下がったかを解説しています。

約1週間ぐらい続いた8月29日からの下落傾向

2,017年8月29日にレートが大きく下がったのは、何も米ドルだけではありません。他の外貨も、その日は大きく値を下げていたのです。
しかもその日から始まった下落トレンドは、翌週まで継続しました。週足を見てみると分かるのですが、9月頭の週には107円台にまでレートが下がっています。その後はレートは上昇基調に転じたものの、少なくとも2,017年8月29日に下がっていた事だけは間違いありません。
下落傾向が1週間程度継続するのは、それほど長い方ではありません。本格的な下落傾向は、もう少し長続きするからです。8月29日の動きをきっかけに、短期的に米ドルが下がった事になります。

ミサイルが飛んできたので下落した

では8月29日に何が起きたかというと、この日の出来事は日本のニュースでも大々的に報道されました。早朝にミサイルが飛んできたのです。
日本の隣国は、たまにミサイルを飛ばしてくる事があります。最近はだいぶ落ち着いていますが、少なくとも2年ぐらい前までは頻繁にミサイルを飛ばしていました。
ミサイルのような出来事があると、やはり為替レートにも影響を及ぼすのです。実際8月29日には、かなり米ドルは大きく下がりました。短期トレーダーにとっては、ちょっとしたサプライズの動きになっていた事は間違いありません。
実は過去にも同じような動きがあったのです。隣国がミサイルを飛ばした事により、為替レートが下がる事態がありました。

ミサイルで為替レートが下がった理由

なぜミサイルや紛争によって為替レートが下がるかというと、不安定な状況になるからです。全世界の各地域に目を向けてみると、たまに政情が不安定な国を見かけるでしょう。
為替レートは、政情に左右される一面があるのです。政治が比較的安定しているなら、為替レートも下がりづらくなる傾向はあります。ですが紛争などが発生しますと、やや政治が不安定になってしまいますから、為替レートも下がりやすくなるのです。
それで上述のミサイル発射というニュースは、アメリカとも無関係ではありませんでした。若干アメリカに対する不安感が高まり、米ドルのレートは下落傾向になっていた訳です。

 

2,008年の9月には、大きな金融ショックが発生しました。リーマンショックが起きたのですが、それに伴い米ドルのレートは大きく下がっています。ここでは、米ドルの取引経験がある方に向けて、米ドルを暴落させたリーマンショックについて解説しています。

リーマンショックでどれぐらい下がったか

チャートを見てみると分かりますが、ショックが起きる前の米ドルのレートは110円台になっていました。しかし9月のショックをきっかけに、米ドルは明らかに下がっています。特に11月には大きく下がった事だけは、間違いありません。わずか1日で90円近くまで下がった日もありました。
2,008年以降も、米ドルは下がり続けています。最終的には76円近くにまで下がってしまいました。実に35円近く下げてしまいましたから、かなりの暴落であった事は間違いありません。

大きな銀行が倒産したのが原因

なぜリーマンショックが発生したかと言うと、アメリカの大きな銀行が破綻したからです。当時のアメリカの銀行は、やや無理があるローン商品を提供していました。延滞率が高くなるようなローン商品を提供していましたが、それが銀行の経営を圧迫してしまったのです。最終的には、アメリカの大きな銀行でさえ破綻してしまいました。
それがきっかけで、アメリカに対する不安感が浮上してきたのです。大きな銀行が破綻するぐらいですから、少なくともあまりポジティブな状況ではありません。
もちろん、それは米ドルのレートにも影響を及ぼします。ドルのレートは、アメリカの景気や信頼性によって動く一面があります。しかし大手の銀行が破綻してしまった訳ですから、アメリカに対する不安感が高まり、上述のようなレートの状況になった訳です。

避難通貨への買い注文も一因

また上記のリーマンショックでは、米ドル円のレートも大きく下がっていました。それにもきちんと理由があり、日本円に逃げた投資家が多かったからです。
米ドルでは少々不安という心理になり、日本円に注目する投資家が増えました。そもそも日本円は、しばしば避難通貨として活用されているのです。外貨の暴落が発生した時でも、日本円は比較的安全であると見込まれますので、円に対する買い注文が多くなりました。
という事は、ドルに対する日本円の価値が相対的に高まります。ドル円という通貨ペアの為替レートは、日本円と米ドルの2つの相関関係によって決定されるのです。日本円に対する買い注文が増えた事もあり、米ドル円のレートは大きく下がった訳です。

 

今後10年の見通し

 

10年周期でくる暴落

 

月曜日の相場開始時に、米ドル/円が窓開け状態のチャートになると、SNSや某掲示板などは軽い大騒ぎとなります。やれ、窓を埋めるように動くから、その方向で建てれば儲かる! このまま、窓開け状態で動き続けるなど、意見が割れてしまいます。

しかし、なぜ窓を開けるようになったのか、その理由を知っている人は少ないものです。まず、アメリカや日本など世界の大多数の国々は欧米のキリスト教からの曜日を採用しています。だから、土曜や日曜の為替相場が休みなのです。でも、イスラム教など中東各国は、そんな文化が根付いていないので、土日も相場が動いています。だから、中東各国の値動きに反応し、月曜の取引開始時に、窓開け状態となるのです。

それで窓開け状態のドルの動きですが、その後どのような動きになうかは、ハッキリ言うとケースバイケースとしか言いようがないです。早い場合には、午前7時の開始時に窓埋めに動く事もありますが、時にはまったく窓開けに動かないでそのまま開ける方向に行く事もあります。また、数時間や半日程度してからゆっくり窓埋めに動く事もあります。

さらに言うなら、ドル/円が窓開けなら、大抵はユーロ/円など他の通貨ペアも同じ状況となります。これが、ドル/円だけ窓開けなら弱い窓開け状態と判断できるので、次第に窓埋めに動くと予想できますが、逆に他通貨ペアも窓開け方向に動く可能性も捨てきれません。

そうなると、暫く様子見として、他通貨ペアがどちらに動くか確認してから、ドル/円のポジションを取るのが無難で当たる確率が高い方法となります。

他には、窓開けは何も月曜開始時だけに起こる現象ではありません。1分足など短い時間足なら、ドルでも値動きが荒くなると発生する事は度々ありますし、それこそ重要指標が発表されると一瞬で上下やどちらかに窓開けになるのも珍しくありません。この時は、値動きが激しいだけでなく、スプレッドも急拡大となるので注意が必要です。

サラリーマンなど、普段は相場に張りつけない投資家は、月曜時に窓開けとなると、今がチャンスと埋める方向に勝負しがちですが、それだけで勝てたら苦労しないものです。

それよりも、窓開け後は値動きが大きくなる事も多いので、ドルの塩漬けポジションを保有しているなら、損切りする事も念頭に入れておくべきです。普段はそこまで変動しないドルも、窓開けとなるとその週は危険な一週間になるかも知れません。

 

 

 

乾燥機で縮んでしまう素材の見分け方、元に戻す方法とは

そこで、今回はコインランドリーの乾燥機で縮むのを防ぐ方法について調べてみました。

 
 

乾燥機で縮んでしまう素材の見分け方、元に戻す方法とは

そもそも乾燥機で縮んでしまう理由は?

まずは乾燥機で縮む原理を見ていきましょう。
乾燥機にもいろいろな方式がありますが、基本的に乾燥機は熱風を利用して服を乾燥させます。例えるなら大きなドライヤーだと思ってください。
温かい風を服に当て続けることで服を乾燥させるのです。
 
服にはいろいろな素材がありますが、その中でも熱に強い素材と弱い素材があります。
熱に弱い素材はドライヤーの熱風に耐えられずに繊維が変形してしまい、結果的に縮んでしまうのです。
 
 

乾燥機に入れてはいけない素材とは?

乾燥機の原理は「熱風で乾燥させる」ことですので、熱に弱い素材は基本的にNGです!

具体的には、

などの天然由来のものです。

もしも乾燥機に入れてしまった場合には縮んだり、硬くなったりしてしまいます。

場合によっては溶けますので、乾燥機が使える素材かどうか確かめておいてください。

 

 

乾燥機に入れてもいいものは?

逆に熱に強い素材ですね。

基本的には「タオル、バスタオル、Tシャツ」などシワがつきにくい素材が良いです。

具体的にはポリエステル素材のものは縮みにくいです。 

 

服の縮みを抑えるコツ 

基本的には取り扱い絵表示・材質表示を確認するべきです。その中でも、ドライマーク付きのものは「ドライコース」を使用しましょう。

衣類は完全に乾く直前で縮んでしまうので、乾く直前で乾燥機をストップさせることで、

縮みを軽減させることができます!

半乾きの状態にして、あとは普通に干せば、少なくとも乾燥機を使用しないよりは断然早く乾きます!

この作業をするだけでも、縮む可能性はぐっと低くなります。次に、乾燥をする時間を短めにしてみましょう。短めといっても普段の8割程度です。

 

 

元に戻す方法とは

ぬるま湯に、ジメチコン成分が入ったコンディショナーと衣類を入れて、30分ほど放置します。

そして、よくすすいだ後に、戻したい大きさに伸ばします。最後に自然乾燥させれば、完全とは言い切れませんが、ある程度の縮みは解消されるでしょう。

 

 

乾燥機の電気式とガス式の違いとは?

アマゾンでの検索結果はコチラ→ 衣類 乾燥機

だいたい、以下のような違いがあります。

  • 電気式: 価格が安い(3万~4万程度)、乾燥機内に湿気がこもる、乾燥時間が長め

  • ガス式: 、工事が必要、乾燥時間が短め、衣類に優しい

ガス式の方が服が痛みにくいです。 

 

まとめ

自然素材系は縮みやすく、ポリエステル系は縮みにくいですが基本的には表示を見ましょう! 
 

競馬を理系が好きな理由をまとめてみた

先日、「競馬が好きな人って理系が多いよね」という話を聞きました。

 

理系で競馬好きな人は多いらしい

データを活用して、競馬で稼ごうとする人は意外に多いようです。

 

競馬には理系がハマる要素がある

かくいう私も競馬に一時期ハマっていました。

なんでハマっていたのか、と考えてみましたが、3つの点が挙げられると思います。

 

データがたくさんあるので、分析したくなる

競馬というのはデータが非常に多くあり、それらがいろいろなサイトで公開されています。

馬の体重、年齢、血統、騎手との相性、前走の成績など色々なデータがあり、豊富なデータが理系の「データを分析したくなる」心理を揺さぶるのかもしれません。

 

仮説を立てたくなる

データがあると、そこから仮説を立てたり、法則を導きたくなるのが理系です。

 

検証が容易

また、競馬の場合、1レースはおおよそ5分くらいですので、自分の仮説が当たりか、外れかもすぐに分かります。

検証が容易ですし、なぜ外れたかを知ること容易です。

仮説の修正に役立ちます。

 

うまくいけば儲かる

仮説、予想がうまくいけば当然ですが、儲かります。

明確な見返りが期待できます。

 

まとめ

競馬には、「データ大好き&仮説と検証が大好き&仮説どおりに上手くいったときの喜び」があるから理系はハマるのかもしれませんね!

 

 

理系の大学の学費は? 安い大学、安くする方法とは?

理系の大学に入ると、文系とはかなり変わったことが多々あります。

そこで、ここでは理系に入ってのメリット・デメリットには何があるのかを述べていきたいと思います。

 

理系の大学進学のメリット

就職がしやすい

理系はゼミ(研究室)に入ると先生が就職を斡旋してくれるということがあります。

文系はというと、自分で一から企業を探しアピールしていくことが一般的なようです。

理系ならばその特殊な知識を活かした仕事につける可能性があるので、就活で文系よりは苦労しないという点が良いです。

また理系では、学年が上がるにつれてより高度な内容であるものの専門としてスペシャリストの育成になっていくため、好きなことをとことん極められるというメリットもあります。

 

理系の大学進学のデメリット

文系に比べて学費が多くかかる

原則的に学費が多くかかるという点です。また、最近では多くの学生が大学院にまで進学することも普通になってきているので、その分の費用も掛かることを考慮に入れましょう。

自分で学費を稼ぐという選択肢もありますが、現実には難しいと思われます。

理系では研究室でこもりきりということも少なくなく、文系ができるようなアルバイトやサークル活動ができにくくなります。

ですので学費を稼ぐための時間を作ることが困難なのです。

(※情報学科や数学科などは実験がなく、割りと時間が作りやすい学科です)

 

もしも、理系の大学に進学する場合はある程度、学費をどうするのか目処を立ててからにしましょう。

 

 

 

文系理系を診断してくれるサイトをまとめてみた

「理系度チェック」というのがあったので、ためしにやってみました。

元サイトはコチラ

 

理系度チェックはこんな感じ

あなたの理系度チェック

 

2006年版 竹内久美子式 独断&偏見判定表(週刊文春 2006.5.4・11)


東大工学部卒の女優、菊川怜に対して、「所詮、学力と頭の良さは別だ」などという評価を耳にします。確かに彼女は気の利いたコメントもできなければ、いかにも頭が切れそうだという発言も少ないかもしれない。でも、的外れな発言や勘違い、天然のボケの数々こそが理系の発想の源、そして才能の証なのです。理系人間なくしては、果たして日本経済は成り立つだろうか?理系人間をもっと大事にしろ!そんなわけで今回は私の経験に基づく、あなたの理系度チェックとまいります。基本的に「はい」と「いいえ」で答えてください。

お、おう・・・。

どうやら、元ネタは週刊文春の記事のようです。

記事の設問をベースにして、個人の方がJavaScriptで作った模様。

 

診断結果

rikeido

 

こんな感じでした。

中庸(35点~65点)

点数:55点

理系でも文系でもあるあなたは、とてもバランスのとれた人間ということができます。適度な批評眼と適度な創造性により、仕事も私生活もきわめて快調ではないでしょうか。点数次第で理系寄り、文系寄りと解釈してください。

 

一番、リアクションに困るパターンですね・・・。

 

 

 

理系度を診断するテストは世の中に多く有るようです。

そのなかでも筑波大学が制作したものがあったので遊んでみました。

 

tsukuba

 

理系度診断テストとは

筑波大学数理物質系という学部?が作成した診断テストです。

筑波大学の学生のアンケートの結果から、理系度を診断しています。

リンクはコチラ⇒ https://www.pas.tsukuba.ac.jp/~rikei-ouen/shindan/

 

実際にやってみた結果

kekka

 

思ったよりも低くて残念・・・。

 

Twitterでトレンドに上がっていたので、早速、やってみました。

 

1、アプリの概要

bunkeirikei

リンクはコチラ⇒http://jp.vonvon.me/quiz/62

単純な診断ゲームです。昔、フラッシュで似たようなもので遊んだ記憶があります。

 

2、vonvon.meとは?

色々な診断系のゲームが置いてあるサイトのようです。

今回のアプリはそのうちの1つということです。

どうやら韓国系の企業が運営している模様です。

 

3、遊んだ結果

resultrikei

面目躍如ですね!

 

 

ちなみに

上で紹介したのはあくまでゲームです。

文系か理系かで進路を迷っている方は

理系?文系?どっちの進路が良いのか分からないときは?の記事も参考にしてみてください。

 

なお、理系の大学生活については、理系学部は留年、大学院進学、忙しくてバイトが出来ないのが当たり前?がありますので参考にしてみてくださいね!

 

 

 

先日、アクセス解析を見たら、「文系 理系 診断」で来ている人が多かったので、個人的に良いと思っている記事を載せます。

 

a1180_000748

 

タイトル:理系か文系か?【進路相談について】

最近、ある生徒さんから

「理系と文系どちらにしようか迷っているんです…」

進路相談を受けました。

「数学は好きなんですが理科があまり得意ではないのでやっぱり文系でしょうか?」

という質問でした…。この生徒さんに限ったことではありませんが、「数学(理科)が苦手だから」文系を、あるいは「国語(社会)が苦手だから」理系を選択しようとする学生さんは多いです。でも私はそうやって進路を選択することに違和感を覚えます。

そもそも文系・理系の区分は興味のある分野の区分であって、特定の分野ができないことを既成事実化するためのものではないはずです。

まず、理系に進んだとしても国語の力(言語能力)は必要不可欠です。人間は誰でも、ものごとを考える時に言葉を使いますが、その言葉が貧相であれば、思考そのものも貧相になってしまうからです。優れた思考を積み上げるために、言語能力は磨き続ける必要があります。(cf.”国語力がある子は伸びる!“)

また、
「私(僕)は文系人間だから…」
と数学が苦手であるのは仕方がないような言い方をする人は少なくありません。でも本当にそうでしょうか?確かに、文系に進めば三角関数やベクトルや微積分とは縁がなくなるでしょう。でも、数学というのはそういう「道具」の扱い方を習得するための教科ではありません。数学を学ぶのは、ものごとを論理的に考える力を養うためです。そして「論理的に考える力」は文系、理系の区別なくすべての人が身につけるべき力だと私は思います。

「そんな事言っても、数学の才能がないんだから仕方ないよ…」
という声が聞こえてきそうです。でも、安心して下さい。数学者になって世界の数学をリードしたいとでも思わない限り、「数学の才能」が求められることはありません。

数学者の秋山仁先生はその著書「数学に恋したくなる話」の中で、「理系大学に進んできちんと卒業するために特別な数学の才能など必要ない」と仰っています。私もこの意見には全面的に賛成です。この本の中で先生が挙げられている「理系大学進学に必要な能力」は以下の4つです。

理系大学進学に必要な能力(by秋山仁先生)

(1)自分の靴を揃えて指定されている自分の靴箱にしまえる
(2)知らない単語の意味を辞書を引いて調べることができる
(3)カレーライスが作れる〔レシピを見ても良い〕
(4)自宅の最寄り駅から自宅までの地図が書ける

《解説》
(1)1対1対応の概念が分かる

自分の左右の靴を対応させ、さらに指定されている自分の靴箱に対応させることができるのはすなわち1対1の概念が分かっている証拠です。

(2)順序関係を理解できる

例えば「book」ならbが2番目の文字で、次のoはnとpの間で・・・とアルファベット26文字の順序関係が分かっていることが必要です。

(3)手順を整理し実行&観察ができる

材料を揃えて作業の手順に従ってそれに適切な処理をし、さらに経過を観察する力が必要になります。

(4)抽象能力がある

3次元空間を2次元平面に落とし込むには余計な情報を削ぎ落とし、必要な情報だけを表現する抽象能力が必要です。

数学に恋したくなる話 /秋山 仁

どうですか?
「これくらいならできそうだ」と思えることばかりではありませんか?数学は正しい勉強法で取り組みさえすれば、誰でも必ずできるようになります。必要なのは才能ではなく、正しい方法と努力です。もし、進路に悩む中学生・高校生がこのblogを読んでくれているとしたら、私は尋ねます。「あなたが好きな科目は何ですか?」
「あなたが将来就きたい仕事は何ですか?」

私自身、高校1年の進路選択の時は先生から「文系にしたら?」と薦められました。それだけじゃなく高校2年になって理系のクラスに在籍していても、個人的に呼び出されて「文転する気はないか?」と言われました。当時の私は、数学よりも国語や英語の方がずっと良い成績だったので、学校側としては合格実績を作るために、文系を薦めたくなるのも無理はないのかもしれません。しかし、私は理系にこだわり続けました。なぜならどうしても大学で宇宙論(後に惑星物理に変成)を学びたいと思っていたからです。それは小さい時からの夢でした。結果として、今の自分があります。高校生の時、先生の薦めるままに文系を選択していたとしたら、今とはまったく違う人生になっていたことでしょう。もしかしたらその方が「楽」だったかもしれません(そんな事はないでしょうが)。しかし、私は「文系にした方が良かったかな…」と思ったことは一度もありません。それは自分の好きなこと、やりたいことのために進路を選択したからです。もしあなたが中学生、高校生ならば、あなたがこれまで勉強してきた内容は、どの科目もその先に広がる広大な世界のほんの一部に過ぎません。今、あなたが「苦手」と思っている科目もその先に進めば、先生が変われば、新しい本と出会えば、突然面白くなったり、突然得意になったりする可能性は大いにあります。

逃げるために進路を選ばないで下さい。

挑戦するために進路を選んで下さい。

10代という人生で最も希望と可能性に満ち溢れているはずの時に、逃げたり、諦めたり、自分の「才能」に見切りをつけたりする経験を積んで欲しくないと、私は思います。

元のブログ:http://blog.donaldo-plan.com/archives/2501

 

とにかく進路選びは

逃げるために進路を選ばないで下さい。挑戦するために進路を選んで下さい。

という言葉に尽きますね。

やらずに後悔するよりは、やって後悔したほうが次につながります!

 

「今出来ないから辞める」のではなく、「今出来ないから、どうやったら出来るかを考える」。そのほうが可能性が広がるし、楽しい人生になると思います!

 

 

 

 

理系学科のキャラの違い

理系と言っても、実は色々な人間があつまるのです。

学科が違うと、集まる人間も違うのです。 違いについてまとめてみました。

(あくまで個人の主観です)

 

理系学科のキャラの違い

数学科

基本的に天才肌。オシャレに気を使う人もいる。なんか変わっている人が多い。

 

化学科

地味。生物学科に次いで女子が多い。

 

電気学科

オタク色が強い。

 

物理学科

数学科と似たような感じ。天才肌。オシャレ。

 

建築学

オシャレというかチャラい。

 

生物学科

地味で基本的にまじめ。たまに医学部くずれがいるので頭が良いヤツが多い。

女子が多い。

 

薬学科

基本的にお嬢様。お坊ちゃまが多い。雰囲気が違う。

 

土木学科

地味。

 

機械学科

意外にもオタクな感じが無い。むしろ油臭い。

当然ながら自動車とかロボットが好きなヤツが多い。

 

 

(あくまで個人の主観です・・・)