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米ドルを大きく動かす雇用統計とその理由

月初の金曜日の夜は、米ドルは大きく動く傾向があります。上昇するか下落するかは状況次第ですが、少なくとも変動幅が大きくなる事だけは確かです。今回は、米ドルの取引経験がある方に向けて、金曜の夜に米ドルが大きく動く理由について解説しています。

米ドルが大きく動く第一金曜日の雇用統計

毎月の第一金曜日になりますと、たいてい米ドルは大きく動きます。かなり神経質に大きく動く傾向があり、普段とは様子が大きく変わるのです。それも当然で、第一金曜日の夜にはアメリカの雇用に関する数字が発表されます。アメリカの経済状況を大きく反映した数字であるだけに、米ドルも大きく動く訳です。
第一金曜日の21時30分頃になりますと、非農業部門雇用者数の数字が発表されます。同時に失業率も発表されるのですが、この時に米ドルは非常に大きく動くのです。
短期トレーダーによっては、このタイミングだけで取引している事もあります。他のタイミングでは一切動かず、あくまでも雇用統計が発表された時のみ取引するのです。

雇用統計の発表でドルが大きく動く理由

なぜ上述のタイミングで米ドルが大きく動くかというと、数字の重要度が高いからです。アメリカの雇用の数字は、非常に影響力が大きいです。米ドルだけでなく、あらゆる外貨に影響を及ぼす傾向があります。
また米ドルの1ヶ月の動きの傾向を見てみると、雇用統計の数字との相関関係もあるのです。アメリカにとって良い数字が発表された時は、その1ヶ月の米ドルは上昇傾向になります。逆に、失業率が大幅に悪化した時などは、その1ヶ月は下落傾向になる事が多いのです。雇用統計は、それだけ大きな影響力があるのです。
重要な数字が発表されれば、もちろん米ドルも大きく動きます。この外貨のレートは、1日あたり1円ぐらいしか動かない傾向がありますが、雇用統計が発表された時は数分で3銭や4銭ぐらい動く傾向があります。

多くの注文が発動されるので大きく動く

それと投資家の動きもあります。そもそもアメリカの雇用統計という数字は、かなり注目されるのです。全世界のトレーダーが注目するぐらいなのです。
という事は、その数字が発表されるタイミングは、全世界から多くの注文が殺到します。米ドルに対する注文が大量に発動されるので、他の時間帯よりもレートが大きく動くのです。
ちなみに雇用統計によって米ドルが上昇するかどうかは、不明です。数字が発表されない限りは、どちらに動くか分かりません。しかし他の時間帯よりは、かなり数字が大きく動く傾向があるので、よく短期トレーダーは雇用統計のタイミングに取引しています。