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新聞記者に向いている人の特徴

皆さんは新聞記者についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。

取材対象に食らいつき、レコーダーを向けてメモを取り、パソコンに向かってがーっと記事を打ち込んでいく。そんな姿が浮かぶ方も多いかと思います。

新聞記者を生業としていく人の内面をその行動に合わせていくつか明かしてみます。

もちろんこれだけが記者に必要なことではありませんが、少しはどんな人が記者として生きていけるかが見えてくるはずです。

新聞記者に向いている人の特徴

いつでもどこでも寝れる人

新聞の締め切りは基本的には全国紙で夕刊13時半と朝刊25時半と定められています。

五輪やサミットなど大イベントが海外であるときは、時差を考慮して各社で定めている協定を解き、それぞれ14時と26時になるケースもあります。

ネット社会の今の時代にはそぐわないかもしれませんが、紙面を持っている新聞社は基本的にこういう事情です。

ですから、締め切りに合わせて行動する必要があります。

「夕刊に突っ込むぞ」など、ドラマや漫画のセリフにあるのは、この締め切りをイメージしているのですね。

前置きが長くなりましたが、つまりは常に時間(締め切り)に追われているのが新聞記者。

特に大事件や事故における特ダネ、つまり自分しか書けないものを追いかけながら、他社よりも先にそのネタを紙面に掲載させる使命があります。

時間に追われる毎日となれば、当然、寝れるときに寝ておくこと。

取材対象は自分が起きるのを待ってはくれませんから、ここぞというタイミングで体力回復を図り、昼夜問わず動ける人こそが優秀な記者なのです。

②聞き上手、交渉上手な人

誰からでも話を聞くことができる人こそ記者に向いています。顔を覚えてもらい、信用を勝ち取ること。

そしてうまく質問して、聞き上手に徹し、どんどん相手を乗せて新鮮なネタをうっかり話してもらうのです。「しまった」と思わせたら次は交渉です。

「それ書いていいですか」

「いや、これはちょっと待ってほしい」

「では、いつならいいですか。うちなら迷惑をかけないで記事にできるので、他社に言わないくださいね」と。

まあ、こんなにうまく流れがつくれる対象も珍しいのですが、政治家が相手でもスポーツ選手相手でも、大体がこんな感じで信頼関係を築いていくものなのです。

こうして何度かのやりとりをして仲良くなった相手を「ネタ元」と呼びます。気軽に電話やメールでもできるようになればしめたものです。

事実関係を慎重に確認する人

実は文章力はそんなに最初からは必要ありません。

記事の書き方にも硬軟あり、書けば書くほど慣れていくものだからです。

まあ、文章を書くのが苦手な人は最初から記者になろうとは思わないかもしれませんね。

それよりも、最も大事なことは事実関係の確認です。誤字脱字は言わずもがな、記事内容の間違いはそれだけで会社に大変な損害をもたらします。

誤報は記者生命にかかわるのです。良いネタを知り得ても、はやる気持ちを抑え、慎重に多方面から見直すこと。

業界用語で「裏を取る」と言います。裏をしっかりと取ってはじめて、そのネタを紙面に載せて全国、全世界へ公表することができるのです。
文章がうまい、書くのが早い、良いネタを拾ってくる・・・記者にも様々なタイプがいます。ただ、その全ての要素を備えている人であっても、最も重要なことは記事の正確性なのです。