パティシエに向いている人の性格と特徴
近年のスイーツブームはもはやブームを超えてすっかり定着してしまったようで、毎年毎シーズン手を替え品を替え新しいトレンドが登場してきます。
夏にはかき氷というのも昔ながらのものだけでなく今の時代に合った工夫がなされていて、最近の注目株では密かにパフェなどが話題に上ることが増えてきました。
言葉にすれば昔も今も変わりない、しかしそのクオリティは明らかに進化してきているのです。
素人発想では限界があり、そんな中必要とされるのが菓子職人の技術や知識、言い換えるとパティシエの腕なのです。
世の中には数えきれないほどパティシエとして働く人がいます。
それは全国の製菓学校で学ぶ生徒の数を考えれば一目瞭然で、今でもひっきりなしに志望者が多いのです。
一流パティシエは一握りですが、それに憧れて業界に飛び込んでくる人は全く減る気配を見せません。
パティシエに向いている人の性格と特徴をまとめました。
手先が器用であること
子供の頃から器用な人は親や周囲から褒められておかし作りに興味を持ったことがスタートのきっかけだったりすることが多いのですね。
当然大人になれば技術力がものをいうのですし、コンテストで入賞などすれば尚更、ステップアップの過程でいい職場で働けるチャンスが増えます。
細やかな神経、精神的なタフさ
性格も細やかな神経を持ち合わせてないとダメですね。
丁寧な仕事は言うまでもなく、それを継続しながら向上していこうという意識の高さが求められます。
一日の作業の中ではできたとしても、それが年中続けられる人は実はかなり少なくて、体力スタミナに加え精神的なタフさが不可欠になってきます。
見た目は綺麗で華やかさばかりが目立ちますが、実は力仕事も多い職業ですし、朝から晩まで就業時間が他の業種に比べてもかなり多い仕事です。
疲労からストレスが増え辞めてしまう人が多い世界ですから、過酷な環境の中で細やかな意識を持ち続けられることはそう簡単ではないのですね。
それができる人は間違いなくパティシエに向いていると言えるのです。
正直なところチームワークは二の次です。
けして必要ないという意味ではなくて、一個人として能力を高めていかないと続かないという意味です。
年数を長く勤めれば自然と上手くなるか?と聞かれるとその答えはNOです。
例えば10年修行して独立や出世できない場合はある意味で能力に疑問が生じます。
腕がいい職人はその年数でそれなりにビジョンが見えてくるはずですし、ビジョンが持てないようではその先も道が開けない業界でもあるのです。
カリスマ性のあるパティシエが何歳の頃にシェフになったり独立したかを分析すれば意外に早く達成していたりするものですし、彼らはその後も努力して一線で活躍を続けているケースが多いのです。
彼らは周りの人以上に努力して早くある水準に到達できたと考えると、人と同じペースで毎日の仕事をやってきたはずはなく、必要以上にチームワークを気にしすぎると個人技で後れを取ることもないとは言えないのです。
好奇心があること
好奇心がないと進化しない、それも経験則から当てはまる条件の一つでしょうか。
与えられた仕事だけきっちりこなせばいいと思っている人が料理やお菓子の世界には多いのですが、それだけではアイデアが広がらないですし、メニュー開発できるぐらいの企画力も持ち合わせていないと一流にはなれません。
ただの下請け的な仕事だけだと職人であってパティシエとしては不十分だということですね。